北朝鮮に対する追加の国連制裁決議がきょう7日(2913年3月)にも採択される。アメリカは2団体と3個人を資産凍結や渡航禁止の対象にするなど、これまでで最も厳しい制裁決議案を提示している。同時に、各国に北朝鮮の核開発につながる活動を取り締まるよう求めている。
「ソウルだけでなくワシントンも火の海にする」
これに対して、きのう付けの北朝鮮「労働新聞」は、最高司令部の声明として、「小型化された核爆弾を含むすべてのものを持っている。アメリカが核兵器を振 りかざすなら、ソウルだけでなくワシントンまで火の海にする」と過激に反応した。その前日には、キム・ヨンチョル偵察総局長が朝鮮中央テレビで「11日に予定の米韓合同軍事演習が行われれば、朝鮮戦争の休戦協定を白紙化する」と表明している。キム偵察総局長というのは、3年前の韓国艦撃沈をやった総元締めだ。
「いつものアナウンサーの声明とは意味が違う」とコリアレポートの辺真一編集長はいう。「アメリカと決着を付けると、やる気十分」
これに対して、韓国もキム・ヨンヒョン作戦部長が「われわれも強力かつ断固として報復する」と強い調子で声明を出した。これもただごとでないが、ポイントは11日から21日まで予定されている米韓の合同軍事演習だ。北は「演習で核を使うなら応戦する」「正義の攻撃を加える」と激しい。
北の一人相撲だけれど…38線小競り合いから暴発心配
司会のみのもんた「戦争状態ですか」
辺「そこまでいくという覚悟。アメリカ次第だと言いたいのです」
みの「38度線を韓国はどう対応するのでしょうか」
辺「これまで小競り合いや衝突が拡大しなかったのは、休戦協定があったからで、それがなくなると1950年代の朝鮮戦争の状態に戻る」
しかし、朝鮮半島の緊迫をいうのは辺氏だけで、他の出演者いまひとつ切迫感がない。北だけが走ってる感があるからだ。映像で北の兵士の訓練風景が流れたが、司令官らしい幹部が「われわれは戦ったら必ず勝利する」と叫んでいた。この既視感は何だ?ひょっとして、太平洋戦争前の日本じゃないのか。確かに似てる。