一筋縄ではいかないIOC委員たち
都内にオリンピック招致の垂れ幕や看板が目立つようにもなっている。スカイツリーや東京タワー、都庁などでは五輪ライトアップもある。「朝ズバッ!」が1月に銀座で100人に聞いたところ、賛成76人、反対16人、どちらでもない8人だったが、おとといは、賛成81人、反対7人、どちらでもない12人だった。
評価委員の取材には厳しい規制がかかっていた。報道陣は評価委員などへの直接取材は禁止され、委員もホテルから外出を控えるという。評価委員会というのは、かつてのソウル五輪やソルトレーク五輪でIOC委員への過剰接待が問題になってできたものだ。
みのが「東京招致の本当の狙いは何ですかね?」と冷や水をぶっかけるようなことをいう。三屋が「日本全体が元気になるということでしょう。起爆剤としては最高」
だが、これらはまだ捕らぬタヌキの…にすぎない。点数をつければ東京にかなう都市なんかあるはずがないが、名古屋がソウルに敗れた時だって予想では「名古屋圧倒的に有利」だった。IOC委員という人種も日本人が考えているものとは全然違う。IOCとの戦いは他のどんな外交や折衝とも違う異質の戦いになる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト