地元出身の阿藤快が太鼓判!「小田原おでん」はオリジナル練りもの食べろ

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   今年は寒さが厳しくて、梅の花もこれから満開というところが多いようです。梅林で人気の小田原を案内するのは、「私、小田原市立山王小学校卒業の生粋の小田原っ子でございます」と登場した俳優の阿藤快さんです。まずは「曽我梅林」というわけですが、なるほど3万5000本もある白梅・紅梅もだいぶ開花が遅れているようです。満開でなくてもここでぜひ入手したいのが、かつては東海道を行く旅人が重宝したという梅干しです。近くの農家の手作り500円は、妙な味付けがしてなくてご飯にピタリ、焼酎のお湯わりに絶妙という一品だそうです。

和菓子の「ういろう」は外郎家の名字だった

   小田原城は有名ですが、そのすぐ前にお城を模したへんてこりんなお店がありました。「ういろう」で創業は1368年といいますから650年も続く老舗です。なんのお店なのか。若旦那の外郎武さんが説明してくれました。この方の名字をういろうと読みます。「室町時代にうちで作る菓子がうまいという評判になり、以来、うちの名字をとってういろうと呼ばれるようになりました」

   米粉などにお砂糖を混ぜ合わせたもので、羊羹とは違う独特のネットリ感、ぷりぷり感があります。歌舞伎の演目「外郎売」はこちらのお店が舞台なのだそうです。

ただいま人気ナンバー1は「たこ天」これが結構デカイ!

   梅干しと並んで小田原名産は蒲鉾でしょうね。お城の前の旧東海道沿いにはズラリと蒲鉾屋さんが並んでいて、「かまぼこ通り」なんて呼ばれています。目の前の相模湾からあがる新鮮な地魚を加工するもので、蒲鉾の他にも美味しい練りものがいっぱい。それらをつかった「小田原おでん」が目下、注目です。阿藤さんも「小田原おでん本店」に入っていました。カウンターの前の大きなお鍋の中にはオリジナルの具が並んでいます。たとえば、金目なると、小田原すじ、たこ天、イカスミつみれ、地鰺雑魚ちくわ、白はんぺん…もう、片っ端からやっちゃってください。

   阿藤さんが「やっぱりコレですかね」と選んだのはたこ天。地元では一番人気で、これが大きい。ゴルフボールの3倍はありそうです。山一蒲鉾というお店が作っていて、グジ(甘鯛)とタラのすり身を2対8の割合で交ぜ、たこ、ねぎ、かつお節、天かすを混ぜ込んで揚げたものです。

   阿藤さん「そう、これこれ、地元民はこれだよね」

   もうご機嫌です。「小田原おでん」は「おでん茶飯ランチ」1200円というメニューがあって、好きなおでんネタ5つ、茶飯におでんつゆをかけたお茶漬けでいただきます。花より団子というけれど、小田原では花よりおでんかも…。(テレビ東京系2月19日ごご4次)

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