脱線の新幹線「こまち」に弱点?在来線との併用で雪積もりやすい線路

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   先週末に北日本で大暴れした暴風雪で、秋田新幹線の「こまち」が雪の吹きだまりに乗り上げて脱線した。司会の羽鳥慎一は「新幹線の脱線事故は2004年に起きた中越地震による事故以来です」と話した。そもそも、50年前に開通した東海道新幹線から数えても本線上の脱線事故は3例目に過ぎない。

はね飛ばした雪が新幹線レール覆う

   コメンテーターの石原良純(タレント・気象予報士)「新幹線は専用高架をフルスピードで駆け抜けていくというイメージだけど、秋田新幹線は在来線の鉄道とレールを併用してるから、その辺に事故の原因があるのかな」

   羽鳥「事故が起きたのは盛岡と秋田の間で、この区間は在来線の車両のためのレールと新幹線用のレールが3本走っています」

   鉄道アナリストの川島令三氏は「事故現場は普通なら時速80キロ前後で走る区間ですが、事故直前には20キロ程度の徐行運転をしていました。そのために雪に乗り上げたのかもしれません。在来線が跳ね飛ばした雪が一番外側の新幹線のレールに積もり、徐行運転せざるを得ない状況を作ったとも考えられます」と推測する。このような雪による脱線事故を防ぐ対策としては、「シェルターで被うとか、防雪林で防ぐという手段しかありません」(川島氏)という。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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