北海道「暴風雪遭難」8人!室内・車内ガンガン暖房して薄着で外出がアダに?

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   2日(2013年3月)から3日にかけて北海道を襲った猛吹雪は、稚内市では3月としては観測史上最大の34.1メートルの瞬間風速を記録した。現地を取材した岸本哲也リポーターは「暴風雪の脅威を身をもって体験しました。雪というより目の粗い砂が顔に吹き付け、目を開けてられない状態だった」という。

   この冬の嵐で北海道で親子など8人が亡くなった。雪の吹き溜まりで車に閉じ込められ、一酸化炭素中毒死が多かった。

雪だまりに突っ込み立ち往生…ガソリン切れ

   軽自動車の中で40歳の母親に高校2年、中学2年の姉妹と小学5年の長男が遺体で見つかった。雪でマフラーが覆われ排ガスが車内に流入したと見られている。現場は消防署から普通なら車で12分程のところだが、当時は地吹雪がひどく、除雪車が先導してそのあとを救急車がやっとついていく状態で、到着までに2時間かかったという。

   湧別町では53歳の漁師と小学校3年の一人娘(9)が、軽トラックで外出したまま行方不明になった。吹き溜まりにはまって燃料切れになり、知人に救助を求めるために車外に出て、300メートル離れた農業用倉庫の前で発見された。父親は凍死していたが、父親が覆いかぶさって命がけで守った娘は軽い凍傷を負ったものの命に別状はなかった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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