自殺やトラブル増える震災3年目…3月11日迎える釜石の交番1週間

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110番通報「夫がトイレで倒れている!」心身疲れきる仮設住宅暮らし

   4、5日目は平穏な日々が続いたが、6日目の未明に110番通報があった。トイレで倒れている夫を発見したが、動かないという妻からの通報だった。長野から応援に来ている巡査部長が駆けつけたとき、67歳の夫はすでに心肺停止の状態だった。仮設住宅での暮らしの影響が2年目に出てきたのか…。帰り道、巡査部長はこう呟いた。「自分も親との別れがいつ来るかと考えると、遠くに来ているより、近くにいてあげるのが良いかなと思うときもあります」

   7日目の朝、交番に1本の電話が入った。瓦礫の仮置場で18センチほどの太い骨が見つかったという。これまでも6本の骨が見つかり身元が確認されたケースもあった。

   キャスターの小倉智昭「他県から来て岩手のことが分かるのかといわれたと思うんですが、取材したスタッフによると、被災者の人たちは警察官の姿を見るとホッとし、安心すると言っているそうです」

   阪神淡路大震災のときの経験では、2年目からが自殺者を含めいろんな問題が噴出し大変だという。我慢の限界が来るのが2年目ということかもしれない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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