ロシアのウラル地方に隕石が落下して大きな被害を出したが、隕石落下の瞬間を捉えた動画にUFO(未確認飛行物体)のようなものが映っていて話題になっていると、ロシア国営テレビが伝えた。「一般撮影者によって撮影された映像は現在、注意深い分析がなされている」とし、「UFOが隕石に衝突したと話題になっている」と報じた。2013年2月20日のことだ。
矢追純一「間違いなく地球救済」、大槻義彦「単なる空想」
アナウンサーの小松靖がその画面を指で追いながら説明する。「隕石を追いかけるように後ろからついてきて、出てきている、これが、UFOではないかと」。たしかに、拡大画面で見ると、何やら物体のようなものが飛んできて隕石に衝突して直後に爆発したように見える。
「さあ、これがUFOなのかどうか、われわれはUFOに詳しい矢追純一さん(元日本テレビ・ディレクター)に分析をお願いしました」。そう小松が切り出すと、コメンテーターの松尾貴史(タレント)が苦笑しながら「よしなさい、よしなさい」
矢追は期待にたがわず、「UFOの可能性が高いですね。UFOが発射したものが隕石をバラバラにしたのではないかと思うんですね。UFOに乗り込んでいる人が大被害にならないように抑えようとしたということだと思うんですね」と大真面目に解説する。この矢追説に早稲田大学の大槻義彦名誉教授は、「UFOがミサイルのようなもので撃ってくれたと喜んでいるんですが、肝心のUFOが映っていないわけですから、これは単なる空想です。いいですか、空想ですよ」と一蹴する。
ロシアの新聞アンケート「隕石説49%、新型兵器説18%、UFO説12%」
司会の羽鳥慎一「久々に見る矢追さんと大槻さんの対決ですね」
松尾「2人とも70代でお元気ですね。宇宙人は矢追さんですよ」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「宇宙人の乗り物だと思う人、手を上げて」
羽鳥とタレントの高木美保が挙手したが、玉川は「後ろからついていたのはゴミとかなんかの虫とか、そういうものでしょう」。ここで羽鳥が「これ以上、解析しないでほしいですね。ここで止めておいてほしいですね」と返す。
小松がまとめにかかる。「なぜロシアでUFO説が取り沙汰されるか、データがありまして、ロシアの新聞のアンケートによりますと、『隕石』と答えた人が49%、『新型兵器』が18%、『UFO』は『弾道ミサイル』と並んで12%ありました」
日本では何%になるのか。