今春就学するはずの女児(6)が死亡していたのに両親が児童手当を受け取っていた大阪・東住吉区の事件で、大阪府警はきのう26日(2013年2月)、母親が尼崎市内で借りていたアパートの押し入れから女児とみられる遺体を発見した。警察は身元の特定を急いでいる。
スポーツバッグに入れられ頭髪の付いた頭骨
この女児は2006年5月11日生まれで、5月19日に出生届が出されていた。今年になって就学説明会に来ないことから不明がわかった。家族構成を示す現況届には娘がいることになっていたが、実際には小学生の息子2人しかいなかった。この間に支給された女児の児童手当は90万円を超え、母親の大滝ちぐさ容疑者(35)と夫(53)が不正受給容疑(直接容疑は12万円)で逮捕された。調べに対し、出産後、病院から車で帰る途中死亡し、遺体は愛知県内の海に捨てたと供述していた。
遺体が発見されたアパートは母親が08年から借りており、現在は知人の男性が住んでいる。遺体について男性は「知らなかった」と話している。遺体はスポーツバッグに入れられ、毛髪のついた頭骨などが確認された。
一時は「夫の子どもではなく殺害した」と供述
司会のみのもんた「なんていう事件なんですかね」
加藤シルビアアナが経緯を説明したが、06年5月に東住吉区に出生届を出した2年後に、大滝名で尼崎のアパートを借りていた。アパートの住人は「子どもがいたような」ともいっているが、実際に住んでいたかどうかはよくわからない。
みの「家賃は?」
加藤「払ってました」
みの「言ってることがホントかどうかもわからないね」
一部の報道では、大滝は女児は夫の子ではなく、退院の後に殺害しバッグに入れて自宅に持ち帰ったと供述しているという。
元検事の若狭勝弁護士は「殺人罪が視野に入っていると思う。『海に捨てた』と言っていた遺体が見つかったとなれば、重大な事実でウソをいっていたことになる。ただ、死因がはっきりしなかったりするとハードルは高いですね。死体遺棄は時効が3年なのでむずかしい」
みの「なんで3年と聞きたくなる。なんでそんなに短いの?」
そもそも時効の話じゃない。問題は人間の心か。これは法律以上にやっかいだ。