東京・北区岩渕町で22日(2013年2月)、わずか4時間あまりの間に7軒の住宅が焼失する連続放火事件が起きた。高村智庸リポーターは「1件目の火災が起きたのは午後3時過ぎ。それから半径300メートルの範囲で6軒の民家が燃えました。火災が起きた場所はいずれも路地が複雑に入り組んだ場所で、その先は行き止まりという所もありました」と伝えた。近所の住民も「道幅が狭く消防車が中まで入ってこられませんでした。いつ、うちに飛び火するかと心配でした」と青ざめている。
狭い路地ぬいながら次々火付け
司会の羽鳥慎一「白昼に火をつけて歩くとはかなり大胆な行動としか思えない。誰かに見られている可能性もあるわけだから」
高村「火災現場周辺から若い男が立ち去ったという目撃情報もあります。狭い路地をぬって火をつけて歩いた形跡が見られ、現場周辺にかなりの土地勘を持っていたと見られています」
中央大学の藤本哲也名誉教授(犯罪学)によると、「7件の放火を連続的に引き起こしているところから、火事になり人が騒ぐところを見て面白がるなど愉快犯の可能性が高いです」という。コメンテーターの前田典子(カリスマ主婦モデル)は「何らかの特別な考えのもとに行動していたように見えますよね」と話す。
「空白の2時間」近所に自宅あって身を隠す?
高村「3件目の火災から4件目が起きるまで2時間の空白があります。この2時間の間に犯人は何をしていたのか謎となっています」
2時間もウロウロしていたら誰かに見とがめられるはずだ。ということは、この地域に身を隠せる自宅があるということか。藤本教授は「放火犯の怖いところは検挙されるまで何回も放火を繰り返すところです」という。
青木理(ジャーナリスト)「犯行は3時から7時までの4時間弱の間に行われている。この時間帯に集中して犯行に及んだのは、何らかの理由があったはずです」
高村「警察は現場周辺の商店などに、身長170センチぐらいで黒いダウンを着て、眼鏡のない若い男を見なかったかと聞き込みをしているようです」
7軒の火災現場に同じ野次馬がいたら、そいつが犯人だ。