選挙に勝ったらウヤムヤ「衆院定数是正」自民党は身を切る改革やる気ナシ

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   自民、公明、民主3党の幹事長が初めて会談し、選挙制度の見直しについて話し合ったが、先の解散・選挙の「合意」のはずの今国会中の衆院定数是正は動き出しそうにない。民主党の細野豪志幹事長は「3党合意は解散させるための方便だったのではないのか」とまでいう。

石破茂幹事長まるで他人事「今国会中にできたらベストだねえ」

   昨年11月16日(2012年)、3党は選挙制度で以下のような合意をしていた。「衆議院議員の定数削減については、選挙制度の抜本的な見直しについて検討を行い、次期通常国会終了までに結論を得た上で必要な法改正を行うものとする」

   その2日前の14日の党首討論で、野田首相(当時)は「特例公債法案、1票の格差と定数是正。このことについて早期に成立させる安倍総裁の確約をいただきたい。定数是正はやらなければいけない。ご決断をいただくならば、16日に解散してもいい」といった。これを受けて安倍は「定数是正を来年の通常国会(今の国会)で成立させたいという。私たちも全面的に協力してまいります」といった。

   その結果の解散・総選挙、自民圧勝、政権交代である。ところが、幹事長会談では3党合意の確認、実務者間で情報交換の場を設けることは確認されたが、具体的にいつまでに法改正するかは結論にいたらなかった。

   自民の石破茂幹事長は「今国会中にできればベストですが、3党だけで決められない。3党で合意したから今国会中に法改正ということにはならない」と「合意」をひっくり返し、民主の細野は「自民党は議席をとったら、定数削減について今国会中に結果を出すという熱意が感じられない」という。

   司会のみのもんた「唇滅びて歯寒しというけれども、国会議員の気持ちをわれわれはもう1回よおく見ないとダメだね。こんなことでいいんですか!」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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