今年の冬は例年にない大雪のようだ。青森・酸ケ湯温泉ではきのう21日(2013年2月)の午後1時に積雪515センチとなり、国内最高記録を更新した。北海道石狩市でも179センチは過去最も多く、北海道内のJRはきのうだけで499本の列車が立ち往生したり運休した。
各地で記録的大雪や冷え込み…弘前ねぷたは潰れ、りんご園も大打撃
弘前市では139センチで15日間連続の降雪。これで夏の風物詩も被害を受けた。弘前ねぷたまつりのねぷたの骨組みなどが入った建物が押しつぶされたのだ。約60センチの雪の重みに屋根が耐えられなかった。修理は無理だという。青森県の文化財指定の熊野宮本殿の中門も、雪の重みで屋根ごとそっくり倒れているのが見つかったが、重機を入れられないので雪解けまで手が付けられないという。
弘前市は「豪雪対策本部」を設置して除雪やパトロールを行っているが、担当者は「気温が低いので雪が溶けない」という。名産のリンゴ園では木が半分雪に埋まって、枝だけでなく幹が割れるなど3割が被害を受けているという。親子3代という経営者は「28年やってるが、私の代では初めて」と話す。
首都圏の冷え込みも厳しい。きのう(21日)の最低気温は都心で0.9度、練馬、府中は零下、八王子はマイナス4・5度だった。
山元香里アナはきのうは茨城県水戸市の偕楽園にいた。前日から梅まつりが始まっているのだが、寒さで開花が遅れている。3072本のうち咲き始めたのはたった78本だ。来園者も「がっかり」。昨年12月から平年より0・3~1度も低い状態が続いていて、「開花は3週間の遅れ」という。
北極の寒気が日本上空に居座り。暖かくなるのは3月10日過ぎ
気象予報士の森朗がスタジオに515センチのゲージを持ち込んだ。酸ケ湯温泉の積雪量だ。司会のみのもんたの身長の倍くらいのところに、平年の331 センチとある。今年はその上にさらに人1人分くらいある。
森「酸ケ湯はもともと豪雪で知られていますが、2005年に501センチというのがありました。他のところでも積雪量の記録更新となっていますが、とにかく気温が低くて雪が溶けないんです。北海道ではマイナス26度以下もありました」
次に、「寒波が次から次から来ています。ちょうど会社の人事異動みたい」と妙なパネルを持ち出してきた。北極、東シベリア、アラスカ、カムチャツカなどが描かれていて、日本にいる「暖吉さん」が順繰りに異動させられてとうとう北極へ飛ばされてしまった。代わりに、日本には「寒四郎」だの「寒五郎」だのが居座る。森は「暖吉、3月10日に日本への異動を命ずる」という辞令を示して、「こういうことらしい」(爆笑)
みのもんた「北極の氷が溶けてシロクマが溺れちゃうというのは、これでよくなるのかな」
森「いえ、話しは逆で、北極にあるべき寒気がこっちへ来ていて、北極は暖かい」みの「あらっ。原因は?」
森「氷が溶けたせいだという説もある」
わかったようなわからんような。要するに、3月10日まではまだまだ寒いということ。