「僕は20歳を過ぎてから花粉症になりましたが、スギの花粉などだけなら目や喉を洗えばある程度の症状は抑えることができますが、こんなに小さな有害微粒子が肺の奥まで入り込んだら洗っても効果がないでしょう」
コメンテーターの宇治原史規(お笑いタレント)はウンザリした表情だ。花粉が中国から飛来するPM2・5と反応してより小さな有害微粒子となり、大きな健康被害をもたらすことが懸念されている。
免疫力低下し深刻なアレルギー症状
埼玉大学の王青躍准教授はPM2・5による花粉症悪化についてこう解説する。「PM2.5が花粉と反応をして収縮を繰り返し、より粒子の細かいPM1.0となり肺の奥まで入り込みます」
原元美紀リポーター「肺の奥まで入り込んだPM1・0は人体の免疫力低下をもたらし、より深刻なアレルギー症状を引き起こすそうです」
司会の羽鳥慎一「そんなに小さな微粒子はどうやって防いだらいいの」
原元「環境省はPM2・5の濃度が高くなったときは、外出や室内の換気を控えるようにと呼びかけています。外出の際には普通のマスクではなく工業用の防塵マスクを使うこと、ほこりが付きやすい床やテーブルを拭く時は、最初に水分を含んだタオルで拭き、もう1回乾いたタオルで拭く2度拭きを奨めています」
それでなくても、今年は花粉の飛散量が例年の数倍以上という。生半可な予防策では重症患者も出そうだ。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト