「義足ランナー恋人射殺」薬物使用で被害妄想?二股交際知り逆上

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   南アフリカの両脚義足ランナー、オスカー・ピストリウス被告が自宅で恋人を射殺した事件は、次々とスキャンダラスな広がりを見せ、「スッキリ!!」もまったく放っておかない事態となっている。

   当初は、深夜にサプライズ訪問した恋人を玄関で「誤射」した可能性が伝えられたが、現地報道や記者などによるとまるで話が違う。恋人がピストリウス宅を訪れたのは通報前日の18時半だった。寝室のベッドの様子などからして、2人が一緒に過ごしていた節があるという。そして、寝間着姿の被害者は寝室で銃撃を腰に受け、バスルームに逃げ込んだがドア越しに頭や腕などを撃たれた。重傷の被害者を玄関に運び、家族を呼んで、侵入者と間違えて撃ったと話したという。

寝室にあったiPad「ラグビー選手から被害者モデルへメール」

   寝室の床には被害者のiPadが落ちていた。2人の共通の知人に南アのラグビー代表選手がいて、ピストリウスはその男性から被害者に送られたメールを見たかもしれず、それと犯行との間になんらかの関係があるかもしれない。

   さらにはステロイド系のスポーツ禁止薬物も見つかっているとか。「副作用として、テンションが上がったり、攻撃性が強まったり、被害妄想が出る」(番組コメンテイターの精神科医・香山リカ)ことがあり、これも今回の事件に関係しているかもしれない。

「禁止薬物を使用して(犯行に及んでい)たとすると、情状としては悪いですね」とコメンテイターで弁護士の菊地幸夫。「これまでの業績に対しても、ドーピングの疑いがかかってくる」(香山)

   恋人射殺のウラに三角関係や禁止薬物の疑いまで絡んできたとなると、この事件(の報道)はまだまだ続きそうだ。

文   ボンド柳生
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