髙梨沙羅「外国選手より短いスキー板」それでもブッチギリの個人総合優勝

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   ノルディックスキーW杯ジャンプで今季8勝目を挙げ、高梨沙羅(16)が個人総合優勝を決めた。スタジオには高梨の等身大の写真を用意されていた。司会の羽鳥慎一は「見て下さい。彼女はまだこんなにも小さいのです。それでも次々と強豪を破り世界の総合王者となりました」と称賛する。

恐怖感ものともしない深い前傾姿勢

   髙梨の強さはどこにあるのだろう。ノルディック複合元選手・荻原次晴は「飛行中の深い前傾姿勢を最後まで保っていることです。深い前傾姿勢をとると、頭から落ちるような錯覚になり、思わず上体を起こしてしまいがちなんです。すると、風に煽られて飛距離が延びずフォームも崩れてしまう。それを彼女は堪えて、最後まで同じ姿勢で飛び続けています」と解説する。

   羽鳥「同じ前傾姿勢を保ち続けることはそんなに大変なことですか」

   荻原「怖いですよ。叩きつけられるのではという恐怖感に襲われます」

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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