隕石落下!東京直撃だったら被害者10万人単位「落ちない保証なし」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   ロシア・チェリヤビンスク市に落下した隕石の衝撃波で、窓ガラスの破片などで1200人が負傷、4000棟の建物が被害を受け、被害総額は30億円を超えるという。

   キャスターの小倉智昭「東京にも落ちる可能性があるのでしょうか」

   もし、同規模の隕石が東京に落ちたら大惨事は免れない。

ラッキーだったロシア・チェリヤビンスク―爆発高度高く地表に達せず

   米航空宇宙局(NASA)は隕石について直径17メートル、重さ1万トンと推定している。これが音速の50倍の秒速18キロのスピードで大気圏に突入、32・5秒後に爆発したと見られる。空気中で音速を超えると、進行方向の前面の空気が圧縮され衝撃波が生じる。衝撃波によって隕石の表面温度は数万度に達して溶け始め、地上20キロのところで爆発して7つほどのブロックに分かれ地上に達した。

   「ただ今回は幸運でした」。こう証言するのは、地球に接近する小惑星や隕石を追跡識見防止に取り組んでいるスペースガード協会の高橋典嗣理事長だ。高橋理事長によると、「今回は上空で燃えている時間が長かった。これが上空1キロのところで大爆発したら、あの火の玉が直接街を覆うことになり、その中心温度は1万から数万度になり、10キロ四方は壊滅状態になっていました。その意味で幸運だった」という。

発見しにくく突然やって来る

   小倉「東京に落ちる可能性は?」

   高橋「落ちない保証はない」

   もし同規模の隕石が落ちたらどうなるか。高橋は「1000人という規模ではない。1万人とか10万人とかの被害者が出る」と予測する。ガラス張りのビルが密集する都心では、割れたガラスの破片が歩行者を直撃し、高速道路を走る車はハンドルを取らて追突や壁に激突、着陸直前の旅客機は地面に叩きつけられるという。

   小倉「どうすればいいですか」

   高橋は「今回の隕石ぐらいでは小さすぎて地球によほど接近しないと発見しにくい。突然やって来るのでどうしようもないですね」

   今の技術ではこないことを祈るほかないのだろう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト