踏み切りの瞬間に「私のジャンプを見てください」と唱える
ジャンプ選手だった父の指導で7歳から始めた沙羅は、中学1年(09年)で国内大会に勝利。11年には国内女子最長不倒141メートルの大ジャンプで世界から注目された。当時14歳だった沙羅は「空中に出てから浮いている感じが鳥になったみたいで面白いです。うまくなりたいから頑張る」といっていた。昨年ナマ出演したとき、ジャンプの踏み切りの瞬間は、「私のジャンプを、見てください」と唱えながら飛ぶのだといっていた。
昨シーズンからW杯に参戦して総合3位になり、今シーズンは第1戦から勝利を重ねてきた。昨年12月に練習中に転倒して脳しんとうを起こしたが、その後遺症もなく飛び続けていた。沙羅の悩みは「飛びすぎ」だ。他の選手より高く飛び出すので飛距離が出る。そのため、着地点が傾斜の少ない「危険域」にまで及んでしまい、いわゆるテレマーク姿勢がとりずらく、しばしば減点されている。飛距離では1位なのに2、3位というのはほとんどこれだ。
スタジオに等身大のパネルがあったが、身長152センチは本当に小柄だ。「ソチ五輪で初めて正式種目」と高畑百合子アナが説明していたら、司会のみのもんたが「決まったの?」なんていう。「あ、W杯と勘違いした」といったが、それだって辻褄が合わないよ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト