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大学にも猟師育成コース「野生動物調査から追跡法、猟銃免許取得まで」

   狩猟文化の専門教育も始まっていた。北海道江別市にある酪農学園大学にできた狩猟管理学研究室だ。野生動物の行動と数を把握して、追跡法から射撃までをやるプロの育成コースだ。すでに120人が猟銃の免許を取得したという。

   岐阜県郡上市で「猪鹿庁」を作った興膳健太さんは、県も巻き込んで狩猟の産業化を目指している。捕獲の仕組みから食品加工、販売までを考え、さらにソーセージなど商品開発に踏み込んで朝市に乗込んだりする。野生動物の恵みをいただく。といって、獲り過ぎてはいけない。

   千松氏は「日本人は旬を大事にする。魚でも野菜でも。でも肉は家畜ですよね。ところが野生の肉には旬がある。動物と人間の関係を再構築したい」といった。うさぎを撃った大石さんは「生き物を食べるって、こういうことなんです」といっていた。マーケットで「100グラムいくら」というものに、われわれは慣れ過ぎてしまった。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2013年月日放送「ハンターが絶滅する!?~見直される『狩猟文化』~」)

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