PM2・5より猛毒のダイオキシン中国から飛来!PM1・0なんていうのもあるらしい
中国のスモッグが大きな話題だが、週刊ポストによれば微粒子状物質「PM2・5」には肺がんや呼吸器疾患を引き起こすリスクがあるといわれているが、日本に飛来している物質を採取して分析したところ、さらに恐ろしいダイオキシンが検出されているというのだ。
中国ではダイオキシンの厳密な規制はない。大阪摂南大学薬学部の宮田秀明教授はこう指摘する。「PM2・5が東シナ海を渡る間にダイオキシンの毒性は拡散して薄れると思われがちですが、それは誤解です。大気物質は浮遊する間に、様々な化学物質が付着する『吸着現象』を起こします。大陸で発生したPM2・5は、日本に到着するまでに毒性が濃縮されていくことがあるのです。特にダイオキシンの大きさはPM2・5の100万分の1程度。とても小さいために付着しやすい」
ダイオキシンの胎児への影響は大人の10倍にもなるという。さらに最近ではもっと小さい「PM1・0」の研究も始まり、健康に重大な被害を与えるという報告があるそうだ。
中国では心臓疾患によって毎年55万人を超える突然死が報告されている。これが大気汚染と関係があるのか、各国研究機関が調査を始めていると週刊ポストは書いている。こちらのほうが中国の人民解放軍より恐ろしいかもしれない。