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PM2・5より猛毒のダイオキシン中国から飛来!PM1・0なんていうのもあるらしい

   中国のスモッグが大きな話題だが、週刊ポストによれば微粒子状物質「PM2・5」には肺がんや呼吸器疾患を引き起こすリスクがあるといわれているが、日本に飛来している物質を採取して分析したところ、さらに恐ろしいダイオキシンが検出されているというのだ。

   中国ではダイオキシンの厳密な規制はない。大阪摂南大学薬学部の宮田秀明教授はこう指摘する。「PM2・5が東シナ海を渡る間にダイオキシンの毒性は拡散して薄れると思われがちですが、それは誤解です。大気物質は浮遊する間に、様々な化学物質が付着する『吸着現象』を起こします。大陸で発生したPM2・5は、日本に到着するまでに毒性が濃縮されていくことがあるのです。特にダイオキシンの大きさはPM2・5の100万分の1程度。とても小さいために付着しやすい」

   ダイオキシンの胎児への影響は大人の10倍にもなるという。さらに最近ではもっと小さい「PM1・0」の研究も始まり、健康に重大な被害を与えるという報告があるそうだ。

   中国では心臓疾患によって毎年55万人を超える突然死が報告されている。これが大気汚染と関係があるのか、各国研究機関が調査を始めていると週刊ポストは書いている。こちらのほうが中国の人民解放軍より恐ろしいかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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