パソコン乗っ取り犯バイクもオタク!?勤務先ではツーリング話で盛り上がり

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   他人のパソコンを遠隔操作して、ネット上に殺害予告などを書き込んだと見られる「真犯人」の候補が逮捕された。マスコミに事件の証拠が得られるクイズを送りつけるなどして、ワイドショーをもたびたび賑わせた事件であるが、容疑者逮捕のきっかけは、1月3日(2013年)に神奈川県の江の島で監視カメラに撮られたこと。容疑者はこのとき、クイズのプライズであるSDカード入りの首輪を猫に取り付けていた。

7年前の有罪裁判「中学でいじめられ、大学では友だち付き合い苦手」と陳述

   マスコミなどに1月5日に送られたメールでは、1月4日付の神奈川新聞と首輪が一緒に写った画像が含まれていることから、容疑者は同じ首輪を複数用意しておいて、猫に首輪を付けた日を4日に、また東京在住の自分を神奈川県在住に見せかけようとした可能性があるという。これが事実だとすると、容疑者はきわめて稚拙なトリックのためのトリックを弄していたと言え、まるで少年少女向け推理アニメに登場する犯人のようである。

   容疑者は7年ほど前にも同種の殺害予告事件を起こすなどして有罪判決を受けた。その裁判で、中学時代にひどいいじめ被害にあったり、大学に入っても人と接するのが苦手だったり、就職しようにも自分が雇用主が求めているのとは180度違う人間であると思ったことなどを述べていたという。

   しかし、容疑者が2008年に入社したIT関連会社の幹部によると、無口ではあるが、一定のコミュニケーションは取っていて、閉鎖的な雰囲気ではなかった。職場の同世代の同僚などとバイクのツーリング話(容疑者は中型バイクを所有していたようである)をしたりして、友人関係を築いていたらしい。

文   ボンド柳生
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