立場悪くなればなるほど開き直り頑な対応
北京の日本大使館で公使の経験のある宮家邦彦は次のように指摘する。「強烈な劣等感、屈辱から恨みを晴らそうという気持ちがあると思う。一方で、中国には公衆の面前で罵倒しない、相手の面子は守るというルールがある。レーダー照射について、日本の対応は正しいが、中国からすると面子を潰された面があり、頑なになっているのかなと思いますね」
小倉キャスター「日本は対中関係をうまく築いていくのは難しいですかね」
宮家「日本に安易に謝ると弱腰と国内で非難される微妙な関係で、物事を解決することが難しくなっています。120年前からの屈辱のトラウマが克服されないと、こういう問題は続くと思いますね」
中国人はどうすれば克服できると思っているのかわからないが、きな臭いいやな予感がしてくる。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト