「レーダー照射は艦長より上の判断だろう。軍の暴走ではない」(前防衛相)

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日本の反応見ながら次のステップ虎視眈々

   スタジオの森本敏・前防衛相は「中国側は日本政府が尖閣を国有化してから徐々に行動をスケールアップしてきている。 長いプロセスになるでしょうね。安倍内閣は慎重に動いて、弱点を見せないようにしている」と話す。

   与良正男(毎日新聞論説委員)「民主党政権時代からレーダーの照射はあったという報道があるが…」

   森本「今回のような事例の報告は受けていない。公表が遅れたのは証拠を固めるのに時間をかけたのだろう。ちょっとかかりすぎにも思えますがね」

   与良「少なくとも防衛相にはただちに報告すべきでしょう」

   森本「でしょうね」

   司会のみのもんた「照射されたときにどうするかは決まってないのですか」

   森本「武力の威嚇かどうか。照射が違反だとはどこにも書いてない。しかし、普通はやらない。レーダーの照射は引き金に指をかけることだから」

   みのがイラクへの派兵の例を引いて、「隊員が身を守るのに、まず相手の頭上へ威嚇、次に足元へ威嚇、それでもだめなら撃つといった。その間に撃たれてしまうでしょ」

   森本「憲法からも、先には撃てない」

   みの「撃たれてから打ち返す?」

   森本「法的にはそういうこと。わが方の行動基準を考えないといけない」

   与良「ロックオンは(中国側の)どのあたりの判断なのですか」

   森本「艦長より上でしょうから、軍(現場)の暴走とは思わない。ただ、やることが粗野ですから気をつけないといけない」

   与良「粗野だし、偶然を期待しているのではないか」

   森本「いや、日本の反応を見ながら次のステップを考えてると思う」

   となると、ロックオンも北京が見ていたことになる。今後どんな動きになるのか目が放せない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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