軍の暴走「日本挑発して先に撃たせれば戦争できる」
米国は日中間の対立がエスカレートすることを懸念し、パネッタ国防長官は「中国は領土問題を追い求めて他の国を脅かすような国であっては困る」と自制を促しているが、玉川徹(テレビ朝日ディレクター)はこう心配する。「軍事衝突は起きないだろうと思っている日本人が多いかも知れないですが、歴史をみると、1960年代に中ソ国境紛争があって、国境を流れる川の中州の島(ダマンスキー島)を巡って軍事衝突があった。どっちが先に撃ったか双方が主張し、最終的に核戦争の寸前までいった。
だから、中国はやらなくはないんです。日本になるべく先に撃ってほしいと思って挑発行為を繰り返し、偶発的なことがあってもいいぐらいに思っているんじゃないかと、私は考えます」
羽鳥は「なおさら冷静な対応が必要になってきますね」と言葉少なにまとめた。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト