妻のDVボコボコにされる夫たち急増!反撃するとさらに酷い暴力

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   東京・渋谷にある弁護士事務所では、相談者の4割が男性のDV(ドメスティック・バイオレンス)被害だとという。その一人をリポーターが直撃した。現在はアパートで一人暮らしという会社経営の50代の男性は、自らが撮った写真を見せた。顔のいたるところに生々しい爪の傷跡がある。「寝ているところを妻が馬乗りになって暴力を振るった」という。殴られた左頬が腫れ上がった写真もある。

40年間やられっぱなしの不思議

   この男性が結婚したのは40年前。結婚直後、他人に妻のことを話したところ、「おしゃべり」といって平手打ちされたのがきっかけでDVが始まった。毎日3食を作れというのが妻の命令で、おかずも8品以上、妻の口の大きさに合せて包丁を入れておかないと暴力を振るわれた。昨年11月(2012年)、知人の女性とカラオケに行ったことがバレ、妻の暴力が度を越すようになり家出したという。

   40年間もなぜやられっぱなしだったのか不思議に思うが、抵抗すると妻の暴力がエスカレートするため、言うことを聞いているうちに自分が悪いからだと思うようになったと男性は話す。妻に支配されてしまったという。いまだに妻のマインドコントロールが解けないのか、男性は「それでもまだ妻を愛している」という。

   もう一人40歳の男性は唇が腫れて出血し、腕には噛みつかれた跡、目元にはアザがある。何発もパンチを受けたのだという。妻のDVのきっかけは、男性の実家に行って帰る途中、義父の夫への苦情を自分のことと誤解した妻が殴ってきたのが始まりだという。以来、10年間、妻の暴力に耐えてきたという。

妻側の言い分「愛があるから腹が立つ」

   妻の言い分がまた不可解だ。結婚して9年目の40代主婦は夫への暴力を反省しながらも、「やめられない」という。「本当に嫌いだったら腹は立たないと思う。愛があるから腹が立つ。『テメー、ふざけるな』と暴力を振るう」と話す。

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   警察庁によると、配偶者による暴力の認知件数は年々増えており、2011年は3万4329件で、このうち96・7%(3万3183件)は女性が被害者だが、残り3・3%(1146件)は男性が被害者で、男性被害が最近は急増中という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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