中村勘三郎に夜中押しかけられパジャマ姿で芝居談義
小松は團十郎に長いインタビューをしていた。「荒事は自然との対峙なんですといっていました。たえず自然に目を向けていて、スペースシャトルに乗せた扇をデザインしたり、『宇宙で歌舞伎をやりたい』なんてこともおっしゃってました」。勘三郎から聞いたという話もした。若いころに芝居で議論になって、勘三郎が夜中にまた訪ねたのをパジャマ姿で聞いてくれたことがあったそうだ。2人とももういない。
みの「今ごろ行ってるかもしれない」
勘三郎もそうだったが、ことし4月の新歌舞伎座のこけら落としはひとつの目標だった。その前の3月には、海老蔵と「オセロ」をやる気でもいた。これを海老蔵が引き継ぐことができるか。これも楽しみではある。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト