スイス在住の日本人夫婦の死体遺棄事件で2人が沖縄県で逮捕された。1人は水産物の加工会社を経営する人物で主犯格と見られ、もう1人はその忠実な部下だったという。経営者は5年ほど前には随分と羽振りが良く、月収は3000万円あると自称していた。見た目はプロレスラーのように恰幅が良く、コワモテで言動は粗暴だった。
逮捕の会社経営者を「いいお客になりそうだ」
気になるのは経営者と被害者の敏腕ファンドマネージャーとの接点、そして事件の動機である。「とくダネ!」によれば、2006年ごろの投資家向けパーティーで2人が一緒にいるところを見た人がおり、その際に被害者は容疑者のことを「旧友だ」と紹介していた。その後も2人が同じマージャンパーティーに参加するなど、古くからの知り合いだったらしい。2人の間で投資などのカネのやりとりがあったことは考えられる。
被害者はリーマンショックや欧州危機以降は多額の損失を抱えていたようで、優雅な生活を続けるウラで「損失が多くて逃げていた」(番組キャプション)との情報もあるという。
「ほとぼり冷めるまで東京に帰ってこないほうがいい」と噂してた仕事仲間
被害者の仕事仲間は「容疑者(放送では実名)だとかのまずいカネを動かして、穴開けちゃっ(て)たら、アレどうするんだろうねって。急にヨーロッパに行くって言いはじめたんで、ほとぼり冷めるまで東京に帰ってこないほうがいいんじゃないのって」とウワサしていたという。
きのう30日(2013年1月)は司会の小倉智昭も事件の背後にアブない金絡みの投資トラブルがある可能性に言及していた。しかし、それとは矛盾するような話もある。被害者は失踪直前に「(容疑者が)いいお客になりそうだ」と話していたという。夫婦は容疑者らにニセのパーティーに誘い出されたと見られるが、トラブルの相手とクルマに乗ってわざわざ遠方のパーティーに向かったのだとしたら、それもまた不可解な行動ではあるだろう。