あっちの町には負けられない!「寒さ日本一」の熱い争い

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   「『日本一寒い町』はよそに譲りたくない」と北海道の2つの町が競い合っている。「じっくりリサーチ」コーナーの大西洋平アナらが訪れ、厳寒の暮らしぶりを体験した。大西が訪れたのは新年(2013年)になった零下30度以下を4回記録した枝幸(えさし)町歌登だ。昨年は零下32.6度という最低気温日本一を記録している。

北海道「枝幸町VS陸別町」

   歌登のこの日(1月24日)午前7時の気温は零下16度。大西は「鼻の中で鼻水がどんどん凍って、中がパリパリです」という。シャボン玉は息を吹く前に凍りつき、豆腐をひと晩外に置くと、1センチほどの厚さの板を打ち抜く金槌に使える。

   家の中に入ると20.3度で、外との温度差は35度もある。24時間石油ストーブをつけっぱなしで、1か月の灯油代は約4万円になる。日用品を売る唯一のスーパーでは、調味料を保管している倉庫に暖房を入れて温める。醤油などが凍ってしまうからだ。しかし、町の男性は「歌登が日本で一番寒い町ですよ」と誇らしげに言う。

   さて、もう一つの「日本一寒い町」はとかち帯広空港から車で2時間ほどの陸別町である。「日本一寒い・陸別」というキャッチフレーズを作った浜田旅館主人の浜田始さんをスタッフが訪れた。ここでは牧場の仔牛は洋服を着ていて、散歩する犬は靴下を履いている。

   スタッフが「昨年は日本の最低気温は歌登の零下32.6度でしたね」と水を向けると、浜田さんは「面白くないわ。日本一はどこにも譲りたくないというのが本音だな。今月に入り全国で最低気温を記録した日数は7回だ」と最多を誇り、「今後、笑うのはどっちかな」と強気だ。

   司会の羽鳥慎一「冷蔵庫は冷やすのではなく温めるところですか。寒い、寒いと東京で言っていては怒られますね」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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