八百長疑惑で揺れる角界を支えた人気者
高畑百合子アナウンサーが高見盛のこれまでの相撲歴を示し、「好不調を年表の上に折れ線グラフで書き込んで下さい」と促すと、高見盛は躊躇なく横綱2人を破ったときを絶好調期、左肩を脱臼したときは不調期とした。
みの「客観的に自分を見ていたのですね」
ゲストの杉山邦博(東京相撲記者クラブ)は「高見盛関は分析能力に優れています。その能力は大学の先生並み。角界が八百長疑惑で揺れたときも、そういう高見盛関の人気が角界を引っ張りました」と話す。
高畑「でも、挫折の危機もありました。日大相撲部に入部した1年生の時、突然、相撲をやめたいと言い出したことがありました」
大学時代の先輩・斎藤直人氏は「ある日、相撲をやめたいと電話がかかってきた。そこで一計を案じ、やめるならちゃんと挨拶をしてからやめろと騙して連れて帰った。そうしたら、いつの間にかまた相撲を始めていた」という。
みの「残された勝負はお嫁さん探しですね」
高見盛「これまで稽古に使っていた時間をそっちの方に回します」
モテモテの高見盛だから、妙なオンナに引っかからなければいいが。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト