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長嶋茂雄さん「ベサメムーチョ」熱唱、黒田夏子「最年長芥川賞」うれしい快挙!

   嬉しい話が新潮に載っている。昨年(2013年)の忘年会で長嶋茂雄が「ベサメムーチョ」を唄ったというのだ。「12月29日に東京のホテル西洋銀座で開かれた『長島さんを囲む忘年会』で、新人歌手が桂銀淑の「ベサメムーチョ」を唄い、3番のサビの部分に来たところで、歌手が長島にマイクを向けた。

   するとミスターが曲に合わせて「ベサメ、ベサメ、ベサメムーチョ」と歌ったのだ。

   長嶋のようなタイプの脳梗塞は一番重症化しやすいのだが、それが歌を歌えるまで回復したのは凄いと、医者もビックリしている。過酷なリハビリに取り組む長嶋の夢は「始球式で投げること」だという。早く見てみたいものだ。

   今ひとつ、われわれ世代にとって嬉しいニュースは、75歳の黒田夏子の芥川賞受賞である。史上最高齢。それも初の横書きだ。文春で黒田はこう話す。

「横書きは、アルファベットでも数字でも何でも入れられる、機能的ないい書き方だと思います。(中略)教科書まで横書きに変わったのに、国語の教科書と文学作品だけに縦書きが残っている。縦書きにまとわりついた文学臭や情緒がすごく嫌だったんですね。ですから、そういうものを取り払い、白紙に戻したくて、横書きを使ったんです」

   さあ、おれも書いてみよう。そう思わせてくれる快挙である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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