内部通報者が「幹部会合」の情報伝えた可能性
身元不明になっているのが日揮元副社長の新谷正法・最高顧問(66)で、各国企業の幹部が集まる会合に出席する予定だった。この事件では、現地には滅多に来ないイギリス・BP社のエストラーダ副社長も死亡している。 同じ会議だった可能性があり、この情報が漏れて武装集団の襲撃になった可能性が出てきている。アルジェリアの治安当局は、武装集団の中にいたニジェール人が以前このプラントで働いていたことを明らかにしたが、現役従業員の中にも情報提供者がいたとみて調べているという。
司会の加藤浩次「武装集団はそれ(幹部らの会議)を把握していたということでしょうか」
国際開発センターの畑中美樹顧問は「おそらく。内通者がいたと思われる」と見る。襲撃目的は進出企業への警告、ここまでわかっているぞという実力の誇示、政府への対決姿勢だろうという。幹部の訪問などの情報は厳重に管理されているが、今回は漏れていた。BP副社長が最初のアタックで死亡しているのとも符号する。
キャスターのテリー「DNA鑑定が必要ということは、遺体の損傷がはげしいということ。やることが荒っぽい。こんな事態に民間が対処するのは無理ですよ」
畑中顧問「BPも日揮も30年も40年も仕事をしていて、 現地を知り尽くしている。しかし、相手はもっと上手だったということです」
新谷さんはまだ確認中なのかが最後まではっきりしなかった。ああだこうだの推測より、そっちが先だろうに。日揮がきちんと名前を出さないからこうなる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト