日揮と英国BPのトップが標的だった!?両幹部が揃ったタイミングに襲撃

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   アルジェリアの天然ガス施設襲撃事件で、新たに2人の日本人の死亡が確認された。国籍不明の遺体として首都アルジェの墓地の霊安所に安置されていたのを、医務官ら日本政府関係者、日揮社員らが目視で確認したという。これで犠牲者は9人になったが、日揮の最高顧問が現地にいたこともわかり、内通情報をもとに武装集団がこの幹部を狙った可能性も出てきた。

死亡確認の内藤文司郎さんの母親「会社からは安全と電話あったのに…」

   死亡が確認された内藤文司郎さん(44)の母・内藤さよ子さん(69)は豊橋市の自宅で、「会いたいです。それだけ」と言葉少なに話す。内藤さんは昨年10月(2012年)、他の会社から派遣される形でイナメナスに入って宿舎の建設に携わっていた。内藤さんは「いま若い人は働く所が少ないんだよ、この国は。国の経済よくするには外に行くしかない。オレを必要としてくれるんならどこへでもいくよ」といっていたという。

   事件直後、日揮から「安全です」という電話があり、「文司郎さんの確認はとってます。元気です」と伝えていたという。しかしその後、DNA鑑定のためにひげ剃りと歯ブラシ、コップ、布団についた髪の毛などを持って行ったという。「現地に行きたい」というさよ子さんに、日揮は「DNA鑑定なので行く必要はない」と話したそうだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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