インフルエンザ猛威!「去年と同じA型」子どもより大人に感染拡大

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   インフルエンザ患者が首都圏で急激に増えている。国立感染症研究所によると、「流行の第1週から2週が3倍。昨年(2012年)は2倍だったからかなり急激」という。いま一番ピリピリしているのは受験生だろうが、その学習塾だって危険地域だ。

   今年の流行は昨年と同じ「A型」。 感染症研究所は「昨シーズンかなり流行したから、免疫を持っている人が多いので減ると思ったが、予想に反して昨シーズンに匹敵する」という。

関東中心に「警戒レベル」

   厚生労働省によると、今月7日(2013年1月)から13日までのインフルエンザ感染者は5万9194人で、昨年12月中旬の10倍だ。警報レベルは関東地方を中心に9県だが、4週間以内に注意報レベルになるのは38都道府県という。流行はすでに全国に及んでいるということだ。

   大田区の大川こども&内科クリニックでは、今週に入って1日に30人を超えるようになった。年初めは成人が多かったが、学校や保育園・幼稚園が始まってからは保育園中心になった。

   ただ、流行に違いが見られ、今年は20代、30代、40代という勤労世代の患者が多い。普通は患者の65%は20歳以下なのに、今年は65%が20歳以上で、行動範囲の大きいこの世代に感染が広がれば、ウイルスの拡散がさらに広くなるということだ。

   予備校や塾などでは、入口でアルコール消毒、学級閉鎖の生徒は休ませる、マスクを用意したりと、完全な臨戦態勢だ。コンサートやカラオケなど人が大勢集まるところが一番危ない。それをいうなら電車もバスもとなるが、乗るときはそれなりの備えが必要になる。

「タオル共用禁物」「大皿料理も危ない」

   インフルエンザの感染は大きくいって2つ。せき・くしゃみなどの飛沫感染はマスクでかなり防げる。鼻と口をきちんと覆うこと。使用後に捨てる時も触らないような注意が必要だ。

   もうひとつが接触感染。ドアノブやつり革などに触れることによるもので、これは洗うしかないが、しっかりと30秒は洗わないといけない。家族でも同じタオルの使用は禁物。食事も大皿をみんなで突ついたりは危ないのだという。

   司会の加藤浩次「昨年と同じA型なのに、なぜワクチンの免疫は効かないの?」

   西村綾子レポーター「その理由はわからないそうです。そもそもワクチンは重症化を防いだりかかりにくくするものなので、注意していただきたい」

   加藤「うちの息子の学校も学級閉鎖ですからね」

   西村「毎年言ってることですが、手洗いとマスク。ただ、子どもにマスクは難しいというのでいろいろ工夫があります」と、可愛いデザインのものなどを紹介した。面白いのだが、当然ながら結構高い。一番良さそうだったのは、絵が描けるシール。これを普通のマスク貼るのが簡単そうだった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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