ウエンツ瑛士の「WEニュース」コーナーで、いま人気絶頂のブルーノ・マーズ(27) が初のテレビ生出演で、しかも新曲を歌うという。黒いハットで現れたマーズは意外と小柄だった。司会の加藤浩次もちょっと緊張気味だ。「ほとんど毎日聴いてるね」「朝早くから大丈夫ですか」「歌う準備はできてる」と、質問もギクシャクしている。
「モチが入った甘いあれ…」
加藤「日本の印象はどんなですか」
マーズ「食べ物がうまい」
加藤「何が?」
マーズ「寿司。トロ、白身、マグロ。きのう21日(2013年1月)は浅草へ行ってあれを食べた。えーと、モチ」
加藤「モチ? オコシじゃないの」
通訳「何かにくるんであったそうです」
加藤「ノリで?」
マーズ「甘いものでした」
キャスターのテリー伊藤が「おしるこ?」と聞くと、目を丸くして「イエス」(大笑い)
マーズはいま世界ナンバーワンのメロディーメーカーといわれる。新曲「Locked Out Of Heaven」は6週連続の全米シングルチャート1位で、なお記録更新中だ。ニューアルバム「Unorthodox Jukebox」が発売中。デビュー曲の「Just The Way You Are」は4週連続全米1位。デビューから2曲で連続1000万ダウンロード超え、世界で最も売れたシングルランキングで1、2位を独占(2011 年)。グラミー賞6部門に2年連続ノミネートと記録を作った。
和み系の美メロにスタジオうっとり
人気の秘密は和み系の美メロとセクシーな美声。アダム・ランバート、ジャスティン・ビーバーがはまっているとか。日本でもローラ(22)、 仲里依紗(23)が「大ファン」だそうだ。それが日本のテレビ初出演で生で聞けるというのだ。曲はもちろんヒット中の新曲 「Locked Out Of Heaven」。バックはボーカル1、ギター2、ブラス3にキーボードとドラム。いやノリがいいこと。いま日本で流行のダンススタイルとは違う、さりげないステップを踏みながら楽器を操り、歌い、見事に踊る。すべてがマーズを盛り立てる。スタジオ中が盛り上がったところで、ピタッと終わって「ありが とう」
いやー、これは本物だ。拍手、拍手。テリーがハグして「カッコよすぎ。鳥肌が立った」
無粋な「日本みやげ」が持ち出されて、これがチョンマゲとまわしと軍配。マーズは「オーライ」と自分の帽子を加藤に被せて、チョンマゲをかぶった。もうこんな日本調はいい加減止めなさいよ。でも、マーズは軍配も構えてみせたり大サービスだった。
加藤が「何かほしいものありますか」と聞いたら、「日本へ戻ってきたい。それが一番。そういうスーツを着て」とテリーを指さした。彼は歌うときはスーツが多い。この日はめずらしくカラフルなエルメス調のブルゾンだった。これも悪くなかったぜ。