精神的にも進化…プレッシャーから解放されてキラキラのびのび
杉山愛はもうひとつの秘密を伝えていた。「本当に楽しくプレーしているなと思いますね。 キラキラと楽しんでいる。プレッシャーもなくのびのびやってる」と話す。かつて伊達が引退したのはテニスが嫌いになったことだった。1989年にプロになり、4大大会でベスト4にもなった。95年に世界ランク4位になった翌年、引退した。26歳だった。引退会見で「精神的にも体力的にも常にギリギリの状態で戦ってきた」と話した。
しかし、去年出版した「進化する強さ」で、「引退までの3年間はテニスに嫌気がさしていた。プレッシャーに押しつぶされそうでした。負ければバッシング、味方は誰もいないような」と書いた。その後、結婚を経て夫に背中を押されて、08年37歳で現役復帰をはたす。以後の活躍は知っての通りだが、昨年は不振に泣いた。そのあとの「奇跡」というわけだ。
司会の加藤浩次「すごい」
キャスターのテリー伊藤「勝ったあとも、ピリピリしないで穏やかだよね」
西村は「(取材は)去年の7月からで、まだ進化し続けています。トレーナーも先が楽しみといってました」
テリー「それプラス、知恵がついてるからね」
昨日のブログには「ほんとに体が動いてくれました。自分でもびっくりするくらい」と書いている。次の対戦相手はセルビアのヨバノフスキーで、21歳、175センチ、ランキング56位。 伊達は42歳、163センチ、ランキング100位。 なんにしても楽しみだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト