テロ集団攻撃は疲れさせてから夜襲が基本なのに…
与良正男(毎日新聞論説委員)「アルジェリア政府の対応を巡って、今後、西側諸国が割れる可能性はありますか」
高橋「アメリカやフランスが不満を持っているのは、平たく言えば、ドジなやり方だということです。普通、テロ集団への攻撃は夜を待ってとか、1週間から10日間ぐらいの時間をかけ、テロリストたちが疲れるのを待ってからというものです。しかし、今回は事件が起きてすぐに、それも昼間から攻撃を始めました。アメリカの無人偵察機が上空から情報収集に入っている最中に、です」
みの「なぜ、そんなに事を急いだのだろうか」
高橋「独立国としての面子でしょう」
アルジェリアにとっては、外貨収入源である天然ガス施設を丸ごと爆破でもされたらたまらんということもあっただろう。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト