芥川賞・黒田夏子「ひらがな横書き固有名詞なし」区切りわからず読みにくい?

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慣れると音としてはきれいな流れ

   司会の加藤浩次「面白いですねえ」

   森圭介アナ「最年長と戦後最年少」

   キャスターのテリー伊藤「話題性たっぷりだね」

    森が黒田さんの「abさんご」の冒頭を大きなパネルにして見せた。「これまでのものとは明らかに違う」。たしかに、ひらがながずらりと並ぶ。漢字でいいはずのところまでがひらがな。固有名詞、カギかっこ、カタカナが一切ない。これを森が読んでみせた。テリーが「読んでもらうからわかるけれども…」という。目で見ると読み難い。杉野真実アナが「文字で見ると、どこで区切るのかがわからない」

   テリー「読み出すとわかるのかも」

   加藤「そうかもしれない」

   森「(選考会では)違和感で立ち止まらせる表現が瑞々しいと評価されました」

   おおたわ史絵(内科医)「音の流れとしてはきれいな気がする。読み難さの反面、きれいに感じる」

   小学校時代に旧仮名遣いから新仮名遣いになった のを、「言葉に対して失礼」と思ったというから驚く。こっちはそのころチャンバラだったぜ。

   加藤「5年生で…」

   テリー「いまパソコンでプリントアウトすると、全部これ(横書き)になっちゃうじゃない。これからこうなるかも」

   加藤「たしかに何でも横書きですよね」

   しかし、日本語から不必要に漢字をのぞくとおかしなことになる。いずれみんな気づくのでは?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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