橋下市長の「桜宮高校入試中止・部活停止」生徒や受験生に責任押しつけるな!

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   大阪市の市立高校で生徒が自殺し、その大きな要因が教師の体罰やパワハラだったと見られる問題で、橋下大阪市長が例のごとくエクストリームな改革案を発表した。「とくダネ!」によれば、部活動の活動停止、教員の総入れ替え、体育科の入試中止といった内容を含むそうである。

   橋下の考えでは、人の命が失われたことはまことに重大で、この学校は本来廃校にも値する。これまでの学校のあり方を一度すべて断ち切って変える必要があり、それなくして体育科にあらたな生徒を迎え入れることなどはできない。ツイッターでも「桜宮高校に求める生徒や保護者の期待の在り方も問題だった」とも呟いている。

先生がやったことで生徒が不利益おかしい

   「とくダネ!」のスタジオでは、橋下の考え方は滅多に見られないほどの大反発を招いた。出演者の発言を総じて見ると、悪いのは体罰や体罰教師であり、在校生や受験生には責任がなく、彼らに入試中止や部活中止などの不利益、あるいは「罰」を与えるのは筋違いだといったことである。

「(部活停止について)先生がやったことで、なんで生徒が被害被らなければいけないんだ」(司会の小倉智昭)
「関係ない受験生も不利益を被るのは、連帯責任という発想で、体罰に近い感じがして嫌だ」(古市憲寿・慶応大学院生)
「市長の判断は個人的には考えられない。生徒や家庭のあり方にも問題があったと言うが、受験する側に反省を求めないでほしい。(受験生側の判断で)受験をやめる人が続出するならわかるが、教員を全部代えるとまで(抜本的な改革を)と言っていて、さらに受験を中止する必要性がわからない」「生徒を受け入れ、部活をやりながら学校を変えていく作業をしたほうがいい」(中3の子供がいる笠井信輔アナ)
文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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