安倍首相は16日(2013年1月)から3日間かけてベトナム、タイ、インドネシアの3か国を回る。南シナ海で日本の尖閣諸島と同様の問題を抱える東南アジアで、中国に対する包囲網を固めたいという思惑のほか、成長著しい経済面での連携強化がある。
安全安心の「ジャパンブランド」に女性憧れ
経済産業省によると、東南アジアで所得から税や社会保障費などを除いた可処分所得が5000~3万5000ドルの層は、2000年は2億2000万人だったが、10年は9億4000万人に増え、20年には20億人になると推定されている。韓国や中国製品に比べ、品質は良いが高いのでぜいたく品と思われていた日本製品にも手が届くようになっている。
その東南アジア向けの目玉商品の一つが美容家電である。働く女性にとって、直接肌に触れる美容家電は安全で安心できるものであって欲しい。「ジャパンブランド」は信頼感があり、憧れになっているという。
タイで美容家電を製造している「パナソニック・マニュファクチャリング・タイ」の鎌田憲二工場長は、「2011年の洪水前に比べ、タイ向け、東南アジア向けで120%程度の伸びです。アジア地区の女性たちが非常に美容に興味を持っているんだなと強く感じています」という。
「トランジスタのセールスマン」といわれた池田勇人元首相
コメンテーテーターの立花胡桃(作家)「美しくなりたいと思う女性に国境はないんだなと思いますね」
司会の羽鳥慎一が「安倍総理の役目は大きいですね」
萩谷順(法政大教授)「総理の歴訪はとても大事です。女性は大変なキーワードで、とくに化粧品は付加価値が高い。むかし池田勇人総理がトランジスタのセールスマンの言われましたが、安倍さんも化粧品のセールスマンになってはどうでしょう」