東京・町田市で14日(2013年1月)、小学校3年生の太田優花さん(9)が、祖父で無職・太田嘉行容疑者(66)に殺される事件が起きた。祖父は警察の取り調べに対し、「午前7時ごろ、自宅2階の寝室で寝ていた孫の首を絞めて殺害した」と話、動機についいては「生活が苦しく、孫を殺したあと自分も死ぬつもりだった」と供述しているという。
2人でよく一緒に散歩
優花さんが通っていた小学校校長は「明るい性格の子で、クラスのみんなを引っ張って行くタイプだった」といい、優花さんの友達の母親も「今年の正月に娘が優花ちゃんから年賀状をもらいました。とても綺麗な字で、文章も上手く頭のいい子という感じがした」と話す。近所の住民は「仲のいい孫娘とお爺ちゃんという感じだった。よく2人で一緒に歩いているところを見かけました」と語る。
祖父が犯行の動機として語っている「生活苦」についても、近所の人は「そんな風には見えなかった。車は2台あるし、バイクもあった。生活苦で悩んでいたら、車を最初に手放すはずですよ」という。
「空白の22時間」犯行後、祖父は何をしてたのか…
司会のみのもんた「生活が苦しくなかったとすれば、何が原因で孫娘を殺したのですかね」
奥平邦彦レポーター「仕事から帰ってきた父親から連絡を受け多警察が現場へ駆けつけると、太田容疑者は手首などを切り、首をつって自殺を図ろうとしていました。犯行から自殺を図ろうとするまで22時間の空白があります。22時間もの間、太田容疑者が何をしていたのか。謎の時間となっています」
コメンテーターの若狭勝(元東京地検特捜部副部長・弁護士)は「問題はやはり動機です。親が子供を殺すという事件はよくありますが、祖父が孫を殺すという事件は少ない。何が犯行に走らせたのか。動機の詳しい解明が必要です」と話す。祖父とはいえ、まだ66歳だ。認知症とか、そういうことでもないように見えるが…。