大雪が降った―とひと口に言っても、その大雪の定義となると、人によって違うかもしれない。東京の大雪などは雪国から見れば小雪のようなものじゃないか。何を大騒ぎしてるんだ、馬鹿馬鹿しいといった感想もありえるだろう。この「とくダネ!」では、寒い雪国育ちの司会者、小倉智昭がそうした北から上からの目線で話すことが慣例となっており、きのう14日(2013年1月)の関東地方の「大雪」についても例外ではない。
JAFは「冬は必ずチェーン積み、着脱練習を」
「とくダネ!」によれば、「大雪」の東京で目立った現象に、クルマの乗り捨てがあったそうだ。タイヤチェーンがない、あっても付けられないなどで立ち往生してしまう。困ったときのロードサービスを呼ぼうにも、要請が殺到していて電話もかからない。いつまでもクルマに付き添ってもいられないので、放置して立ち去るといったことである。JAF(日本自動車連盟)はチェーンは必ずクルマに積むこと、1度はチェーンを付ける練習しておくことを推奨しているそうだ。
チェーンも巻けない東京人にあきれてモノも言えなさそうな体だった小倉は、「乗り捨てるのもいいが、交差点に止めてあったりする。もうちょっと端に寄せるとかできないか」「ドライバーの不注意だから、(駐車禁止違反で)違反金取ってもいいんじゃないか」と、雪に備えのない人たちに苦言を呈していた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト