トラブル続きのボーイング787落ちないだろうな!!日本の製造割合35%の「準国産機」

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   世界の最高技術を集めた夢の飛行機といわれる米・ボーイング社の最新鋭中型機「787」に、なぜ燃料漏れなどのトラブルが相次いでいるのか。「13日(2013年1月)、成田空港で日本航空のボーイング787型機がまたトラブルを起こしました。左翼部分から燃料が漏れ出したのです。何を隠そう、この機体はアメリカ・ボストンでも燃料漏れを起こしています。原因を調査している中で、またもやトラブルが発生したわけです」とアナウンサーの井上貴博が伝えた。

各国の最高技術集めた「ドリームライナー」

   米・ラフード運輸長官は「787の設計や生産に関する包括的な調査を実施する」としているが、ボーイング社のコナーCEOは「安全性には絶対的な自信をもっている」と語る。

   ボーイング787は「9・11アメリカ同時多発テロ」で激減した航空需要を取り戻そうと、日本、韓国、フランスなど世界各国が協力してつくった航空機で「ドリームライナー」の愛称がある。日本企業の製造割合は35%で「準国産機」といわれるほどだ。

   エンジン排気音を軽減して世界一静かな旅客機を目指し、機体の軽量化で燃費効率を上げ、航続距離も伸ばすなどの特徴がある。世界で初めて導入したのは2011年10月の全日空だ。コメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)と三屋裕子(スポーツプロデューサー)はすでに乗った経験があり、ともに「乗り心地は快適」という。トイレはウォシュレットだそうだ。

燃料漏れ、エンジンから白煙、客室に煙、ブレーキ不具合、窓にヒビ…

   ただ、導入直後からトラブルが続いている。去年(2012年)9月、全日空機の左エンジン部分から白い煙、今月(2013年1月)8日にも駐機中の日本航空機の客室内に煙が上がった。このほか、燃料漏れやブレーキの不具合を示す表示が出る、操縦室の窓にクモの巣状のヒビが入るなどのトラブルが相次いだ。「素人目には煙が上がるというのはちょっと怖い感じがします」と井上は眉をひそめる。

   なぜ多発するのか。航空評論家の青木謙知氏は「導入されてから1~1年半に起こる初期不良はよくあることですが、複数のトラブルが連続して起こると大事故につながります。点検はしっかり重ねるべき」といっている。国交省は独自に調査チームを発足させ、原因の調査に入った。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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