ワイドショーや情報番組には、大学教授、新聞記者、弁護士、医者、コンサルタント、元スポーツ選手、評論家、タレント…と、まあありとあらゆる職業のコメンテーターが出演しているが、いったい彼らのギャラはいくらぐらいなのか。兵庫県立大大学院教授で主に関西のテレビでコメンテーターをつとめる中野雅至氏が著書「テレビコメンテーター」(中公新書ラクレ)で明かしている。1回の出演料は5万5555円で、ここから10%の所得税の源泉徴収があるので手取りは5万円だという。「もちろん、5万円を基点にして上下がありますが、それほど大差はありません」という。
ただ、これは大学教授や新聞記者のように本業で勤め先があるコメンテーターの相場で、医者や弁護士のような専門家は上乗せがあり、評論家やタレントのようにテレビ出演が本業の人はこの1・5~数倍になる。また、毎日のように出演するレギュラーコメンテーターの中には、年間で1000~2500万円という契約だったりする。(テレビウォッチ編集部)