「六本木クラブ襲撃」元暴走族リーダーら8人逮捕!なぜ名前公表しないのか

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   昨年9月(2012年)に六本木のクラブで起きた襲撃・殺人事件で、警視庁はきのう10日(2013年1月)、「関東連合」元リーダーら暴走族グループ8人を凶器準備集合罪で逮捕した。むろん「凶準」はとっかかりだろうが、とらえどころのないグループだけに、捜査がどう進むのかは依然見えていない。

「犯行の指示・命令」解明難しい半グレ集団

   事件は複数の目出し帽の集団がクラブで飲食していた男性(31)を襲い、金属バットでめった打ちにして死亡させてものだ。警視庁は事件発生時の防犯カ メラ映像などから、これまでに17人の逮捕状をとっているが、うち2人は出頭し、他は海外に逃亡するなどで時間が経過していた。

   首謀者と見られる石元太一(31) の逮捕状をとったのに続いて、きのう韓国から5人が帰国したことで一斉逮捕に至った。逮捕者は関東連合の元メンバーが中心で、このグループは2003年に解散しているので、個々のつながりの解明には手間と時間がかかると見られる。というのも、彼らは暴力団のように統率もなく、普段は一般人として過ごしている。何かあったときだけ集まって、あとはまた散ってしまう。半端なグレ集団ということで「半グレ」とも呼ばれ、捜査の上でもやっかいな集団だ。

   石元は昨年の事件直前に自叙伝を出版し、そのなかで「オレたちはヤクザと違う。先輩後輩はあるが、責任は個人だ」と書いている。自らは会見で「俳優で頑張る」といっていた。

   司会の加藤浩次「事件から4か月も経っている。なぜこのタイミングで逮捕なんですか」

   北海道の寒波の取材していたはずの阿部祐二レポーターが戻っていて、「外務省が出した旅券返納命令が効いた」という。命令は先月19日で、返納期限がこの22日だった。弁護士の八代英輝は「不法滞在になれば強制送還になるし、第三国への移動もできない。帰国するしかなかったのではないか」という。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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