バスケットボール部の主将が顧問教師から度重なる体罰を受け自殺した大阪市立桜宮高校で、バレーボール部でも体罰・暴行が日常化していた。大阪市教育委員会の会見で、記者から「男子バレー部では体罰がなかったと否定していたのに、一転翻ったのはなぜか」と追及され、「今月9日(2013年1月)の時点では、バレー部顧問は否定していましたが、翌10日に再度確認すると体罰を加えていたことを認めました」と説明した。
「指導死 親の会」が指摘―指導という美名で暴力など不都合なこと隠蔽
井上貴博アナ「バレー部顧問は体罰を加えたことについて、生徒に気合いを入れるためだったと話しているそうです。でも、2年前には体罰を繰り返したため停職3か月の懲戒処分となり、研修を受けて顧問に復帰しました」
コメンテーターの吉川美代子(TBS解説委員)は「例え殴った回数が少なくても、教師としてはあるまじき行為ですよ。そのことを先生たちは肝に銘じてほしい」
スタジオには、自分の息子も教師の厳しい指導を苦に自殺した「指導死 親の会」の大貫隆志さんがゲストでいた。大貫さんは 「今回のバスケット部のケースは、指導ではなく明らかに暴行・傷害ですよ。指導という美名の下では、暴力などいろんな不都合なことが隠される傾向があるんです。教師の厳しい指導や体罰は子供を自殺に追い込む」と語る。
文
ナオジン