世界選手権を2度制し、トリノとバンクーバー五輪に出場したフィギュアスケートの安藤美姫選手(25)は所属のトヨタ自動車を1月1日(2013年)付で退社していたことを1月9日、自身のフェイスブックで明らかにした。「2011-2012の契約期間中に、『公式戦出場』という最低限の結果をも残せなかったことは事実です。このことを厳粛に受け止め、今回の決断となりました」と退社理由を説明した。
トヨタ自動車からの2014年ソチ五輪まで支援するという申し出は断ったが、退社後も競技を引退せず、「来季も応援してくださったみなさんの顔を思い出しながら、試合に出場するつもりです」という。
忘れられない思い出の一つとして「2006年の全日本選手権でケガをしたあと、新入社員のみなさんが千羽鶴と寄せ書きを贈ってくださったこと。ケガを克服する勇気をいただきました。いまでも私の宝物です」と語った。