東京都港区のクラブで、店に乗り込んできた元暴走族グループ「関東連合」に男性客が殴打されて死亡した通称「六本木襲撃事件」では、これまでに16人に逮捕状が出ていたが、あらたに市川海老蔵暴行事件に同席していた元リーダーにも逮捕状が出た。六本木事件の直前、他の容疑者と凶器を持って集合していた疑いだ。
去年8月下旬に出版「この本をきっかけに第二の人生がはじまる」
1月7日(2013年)に逮捕状が出た石元太一容疑者は、昨年8月下旬(2012年)に自伝を出版して話題となり、マスコミにも登場していた。「とくダネ!」によれば、著書のなかに石元が暴走族間の抗争で一人の命を奪ったエピソードがあり、「自分の罪と真摯に向き合いたい」「この本をきっかけに第二の人生がはじまる」などといった旨の記述があるという。その後は、9月に振り込め詐欺の容疑で逮捕され、現在公判中だそうだ。
石元にとっては、振り込め詐欺は過去の事件ということになるのかもしれないが、今回の容疑が事実だとすると、更生を誓った自伝出版のわずか10日ほど後に、再び人の命を奪う事件に関与したことになる。
このニュースの情報プレゼンターをつとめた笠井信輔アナもここに着目し、「10日後の第二の人生は、(容疑によると)六本木の襲撃事件になってしまってるんですね」と皮肉な口ぶりであった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト