体罰頻発という訴えに学校側「ない」と回答。市教委は鵜呑み
この顧問教諭については、昨年、体罰の疑いがあるという情報が市教委に寄せられたが、調査を行った学校側からは「体罰はなかった」との報告を受けたという。市教委は現在、顧問教諭から事情を聞いているが、教諭は複数回にわたって体罰を行ったことを認めており、市教委は「体罰はかなりの頻度であった」と見ている。
サッカー解説者でコメンテーターの松木安太郎は、「指導者が手をあげないと言うことを聞かないというのは、指導に問題がある。学校の中でのスポーツは、生き方だとかいろんなことを教える場で、育成の場であることをちゃんと考えないといけないはずです」と怒る。
法政大教授の萩谷順は「これはもう体罰の域を超えて、単なる暴力行為ですよ。学校の中で暴力が横行していたら恐ろしいこと」と言う。
それにしても、市教委委員長は役目柄で頭を下げたのだろうが、当事者である顧問教諭をはじめ、学校側が市教委の陰に隠れて出てこないのは卑怯ではないか。大事な息子をなくした家族は納得できまい。
文
モンブラン