バスケ部主将「体罰自殺」卑怯な校長と顧問教師!市教委に隠れてダンマリ

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   大阪市立高校の強豪バスケットボール部主将だった高校2年生の男子生徒が、顧問の教諭から体罰を受けた翌日、自宅で自殺していたことが分かった。大阪市教育委員会が明らかにしたもので、「深くお詫び申し上げます」と頭を下げたのは長谷川恵一市教委委員長だった。

   「モーニングバード!」がその模様を伝えたが、顧問教諭の体罰が常態化していたのを見過ごしていた学校幹部が、なぜ前面に出て説明や謝罪をしないのか、奇異に感じられる会見だった。

クラブやめると単位もらえない特異な制度

   自殺したのは桜宮高校(都島区)のバスケ部主将の男子生徒(17)で、市教委によると、昨年12月22日(2012年)、練習試合中に顧問の男性教諭(47)から体罰を受けていた。男子生徒は母親から「叩かれたの?」と聞かれ、「いっぱい叩かれた」と答えていた。

   男子生徒は昨年9月から主将を任されたが、自殺する直前に書いたとみられる顧問教諭あての手紙には、「顧問の厳しい指導や体罰があった。キャプテンとしての責任で苦しんでいる」とあり、家族あてには「長年バスケをやらせてくれてありがとう。お世話になりました。死ぬ覚悟ができたので、ごめんなさい」とか書かれていた。

   桜宮高のバスケ部はたびたびインターハイに出場し、2008年と10年には大阪府予選会で優勝している。ただ、卒業生によると特異な制度があるという。「体育科とスポーツ健康科学科はクラブに入らないと単位を落としてしまうので、クラブをやめられない」というのだ。

   そうした雰囲気の中で体罰は常態化していたようで、学校がバスケ部部員や元部員50人にアンケート調査をしたところ、自殺した男子生徒が顧問教諭から体罰を受けているのを「見た」が38人もおり、「自らも体罰を受けた」が21人もいた。

文   モンブラン
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