日本のシェール依存度わずか4%
日本エネルギー経済研究所の小山堅常務理事は「これまでの化石燃料や原子力をエネルギー源として経済成長を図るという方法は限界に来ています。日本では次のエネルギー源として風力発電が注目されていますが、たとえば風力発電が盛んな北海道と本州の間では送電設備が繋がっていないという現実があります。日本ではシェールをエネルギー源として使用しているのは、総発電力のわずか4%です」と話す。
国谷「中国、韓国、台湾と日本周辺の3か国だけでも合計120基の原発があります。もし、福島原発のような事故が起きたら、日本はどうしたらいいのでしょうか」
日本総研の寺島実郎理事長)は「今回のエネルギー危機は深刻な事態です。エネルギー問題に対するこれまでの意識や発想方法を変え、安定したエネルギー源を確保するために、アジア諸国との連携を考えるべきでしょう」と語る。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2013年1月7日放送「エネルギー大変革~岐路に立つ日本の資源戦略~」)