デフレ脱却にはまだ5年…成長路線失敗したら目も眩む巨額財政赤字
スポーツキャスターの舞の海秀平「どういう公共事業が良くて、どういう公共事業が悪いのか、ちょっと聞きたいのですが」
嶌峰「将来、日本のあるべき形、育成すべき産業を出していって、それによって国内の成長率を上げる。あるいは、世界に売っていけるような産業の育成なら、むだのない、将来に期待の持てる公共事業といえるでしょう」
赤江珠緒キャスターが「成長が進むようになるまでに時間がかかるが」と突っ込むと、嶌峰は「デフレ脱却には3年から5年かかります。その間の成長を支えるのは公共投資であり、円安に持っていくことによる輸出促進。この5年くらいに間にメドをつけ、日本の潜在成長力を押し上げるところまで見えてこないと、財政がムダに使われたことになる」と指摘した。
今年8月に4~6月期の経済指標が出揃うのを待って、今秋にも3党で合意した消費税率3%アップを来年4月から実施するかどうか決める。元ニュースキャスターの宮田佳代子から「この半年ぐらいで円安に振れ、株価がアップし、雰囲気がよくなったような気にさせられただけで消費税アップが決まるのは解せないですね」と厳しい意見が出た。
安倍新政権誕生で自民党が本当に変わるのか、成長が持続可能な経済に浮揚するのか。ここ半年、国民もよく見ておく必要がある。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト