全国で40県が発行。なぜかない東京、神奈川、大阪、京都、北海道…
スタジオに40県の手帳を持ち込んだ。みんな本気になって見ている。司会の加藤浩次「スキー場一覧とか、温泉一覧とかある」
キャスターのテリー伊藤「東京はないんですか?」
森が手帳のない県を並べると、「京都なんかほしいよね」とテリー。森が和歌山の手帳を見せて、「和歌山の日本一とか、県の花、豆知識もたくさんはいっている」。たとえばと見せたのが、「富士山が見える最遠の地」。那智勝浦町の色川富士見峠がそれで、富士山からの距離は322.9キロだという。2001年に撮った写真も載っていた。
ここで加藤が気がついた。「別冊のアドレス帳がついてる。住所、電話番号…いまはもうケータイでしょう」
森も「あんまり聞かないですね」といいながら、「県民手帳の共通点があるんです」と見せたのが、東京都内の鉄道・地下鉄路線図。どの手帳にも載っているんだとか。「観光のために上京する人のために」と森は説明したが、違うだろう。陳情に行く役人の便利のためだよ。地方がおかれた悲しい現実の象徴。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト